お墓や仏壇などの購入について

埼玉県川口市の相談しやすい税理士、大内です。

今回は、相続対策としてのお墓や仏壇などの購入について、考えてみたいと思います。

墓地、墓石、仏壇、仏具などは、相続税の非課税財産となっております。一方で、現預金を相続した後に購入しても、その購入代金分の現預金が非課税財産となる訳ではありません。

そのため、相続対策の観点からは、お墓や仏壇などは生前に購入し、代金の支払も完了しておくことが得策です。代金が未払の状態でも、債務控除はできません。お墓や仏壇などで、数百万円かかることも少なくないと考えると、効果のある相続対策かと思います。

お墓を生前に購入するということに抵抗のある方もいらっしゃるかと思いますが、生前墓は「寿陵墓」などとも言われ、生前墓を建てることで長生きすると言われています。また、自分が亡くなった後のお墓を準備しておくことで、家族の負担を減らすことができ、安心できるということもあります。

このようなことから、相続対策をお考えの方は、生前にお墓や仏壇などを購入することも一つの方法として、検討してみて頂ければと思います。