埼玉県川口市の相談しやすい税理士、大内です。
今回は、葬祭費や埋葬料について、確認したいと思います。
葬祭費、埋葬料とは
葬祭費や埋葬料とは、告別式等の葬儀を行った際に、自治体などから喪主に対して給付される補助金のことです。
亡くなった方が加入していた公的医療保険が、国民健康保険や後期高齢者医療制度の場合は「葬祭費」、社会保険の場合は「埋葬料」となります。
葬祭費や埋葬料は、申請をしないと支給されません。葬儀等を行った日から2年以内に申請しないと時効となります。
申請先は、加入していた公的医療保険により、異なります。
国民健康保険や後期高齢者医療制度の場合は各市区町村、社会保険の場合は各健康保険組合となります。
支給される金額は、加入していた公的医療保険や市区町村により異なりますが、3万円から10万円程度となっています。直葬の場合は支給されない市区町村や保険組合もありますので、確認が必要です。
葬祭費や埋葬料は、申請してから1ヶ月前後で振り込まれることになります。
相続手続きには、さまざまな手続きがあり、被相続人の亡くなった後に慌ただしく生活をされるうちに、あっという間に2年が経過してしまいます。手続きの忘れ等により、権利を失うことのないように気をつける必要があります。