埼玉県川口市の相談しやすい税理士、大内です。
今回は、相続対策としての生命保険の活用について、考えてみたいと思います。
特徴やメリット
相続の際、生命保険には下記の特徴やメリットがあります。
①非課税枠(法定相続人の人数×500万円)があるため、その分だけ相続税を少なくできる
②現金で速やかに支払われるため、納税資金や当面の生活費等に活用できる
③保険金受取人の固有の財産となり、遺産分割の対象外で、被相続人が指定した人に財産を渡せる
一時払い終身保険
加入時に一括して保険料を支払い、契約当初から、支払った保険料よりも高い死亡保険金を得られる商品がほとんどです。
90歳まで加入できるなど、相続対策に適しています。
生前贈与機能付き保険の活用
こちらは、生命保険を活用した生前贈与による相続対策です。
保険料を一括で支払い、毎年一定の額が指定した人に給付されます。この給付金が年110万円以下であれば、贈与税は非課税となります。
贈与契約書の作成が不要のうえ、定期贈与に当たらないため、通常の生前贈与と比べ、手続きが簡単です。
最後に
いずれも加入時にまとまった資金を用意しなければならないなどのデメリットはありますが、メリットは大きいですので、相続対策として検討されるのは良いことだと思います。